2024,03,12, Tuesday
新年おめでとうございます。新しい年も皆様の歩みの上に神様の恵みと祝福をお祈りします。
愛媛県でこども食堂の活動をしている牧師仲間がいます。教会の中で、地域のために何かできることはないかと長年話し合いを続け、こども食堂を行うことになりました。初めて開催する日はドキドキしたそうですが、意外や意外、準備した50食が完売しました。その後は、毎月1回開店し、毎回大賑わいしています。
ところが、こども食堂をやってみて新たにわかったことがありました。それは、経済的に厳しい状況に置かれたり、居場所を求めている親子が思いのほか多いということでした。そしてその多くがシングルさんと呼ばれる母子家庭、父子家庭でした。そこで、こども食堂が評判になったこともあり、たくさんの食料品の寄付が集まるようになったので、期限切れ間近の食品等を配るフードパントリーの活動も始めました。こちらは週に3日くらい配るそうですが、毎回盛況だそうです。
日本の子どもの貧困率は1/6とも言われます。「え?そんなに?」と思う数字ですが、こども食堂のお話を伺っていると、あながち間違ってはいないようです。一般的な生活レベルよりも著しく低い経済状況の中で、何とか踏ん張っているという家庭がそんなにあるなら、私たちの周り、あるいはすぐ隣にもそうした家庭があると考えねばなりません。しかも、その中には明日食べる物がないというくらい極度の貧困に苦しんでいる家庭さえあるというのです。
ある日の夕方、こども食堂をしている教会に、こども食堂に行きたいと問い合わせがありました。食堂は月に1回だから今日は営業していないこと、でも食べるものを分けてあげることはできるから、取りに来ると良いですよ、と教えてあげました。すると電話の相手は「じゃあ持って来てください。そっちに行く電車賃がないんです。」とのこと。そこで、車で隣町のそのお宅に食料を届けに行きました。
到着すると、周りと違いその家だけは真っ暗。玄関を開けると、中からお母さんと二人のお子さんが出て来ました。電気は止められていました。部屋の中を覗くと、ストーブも無ければお布団もありません。段ボールにくるまって暖を取っているというではありませんか。
牧師は慌てて教会に戻り、ストーブとお布団、そして何着かの防寒着などを持って再度その家を訪れたのでした。
「助けて」そのひと言を発するのは、案外難しいのかもしれません。仕事を含め日常生活の中で、ちょっと忙しいから助けて、とか、一人では無理だから助けて、という声をあげることも、人によって難しく感じることがあるくらいです。まして、生活に困窮しているから助けて、という声を今の日本では上げづらいのかもしれません。
でも、事情は何であれ、状況がどうあれ、必要な時には「助けて」と声を上げられ、その声を聞いた人の中から、ちゃんと助け手を差し伸べる人が現れる、そんな社会であって欲しいと思いますし、私自身がその一員でありたいとの思いを新たにしました。
園長:新井 純
『園長ブログ カピバラのひげ』 | 05:30 PM | comments (x) | trackback (x)
2024,03,12, Tuesday
イエスさまがお生まれになった時、東方からやってきた占星術の学者たちがエルサレムを訪ね、王宮でヘロデ王に「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおられますか?」と尋ねました。でも、そんな話、誰も聞いたことがありません。なぜなら、イエスさまは王様として生まれたわけではなく、庶民的な何でも屋さんのような大工さん夫婦のもとに生まれたからです。
もちろんヘロデ王にとっても「はて?なんのことやら?」という出来事です。自分こそが王であり、自分の子どもが王位を継承するはずです。なのに、突然「王として生まれた者がいるらしい」と言われても戸惑うばかりです。
でも、戸惑ってばかりもいられません。この報せをもたらしたのは占星術の学者ですから、未来のことを預言しているとしたら、自分や子どもたちの地位が危ういということを意味します。安穏としていたら、王座を追われてしまうかもしれません。ヘロデ王は東方の博士たちに「見つけたら知らせて欲しい。私も拝みに行こう」と伝えました。ところが、博士たちはイエスさまを見つけて拝んだ後、夢の中で「ヘロデのところには行くな」とお告げがあったので、帰りは別の道を通って帰って行きました。
博士たちが報告に来ないと気づいたヘロデ王は、お抱えの学者たちに命じて、救い主がどこで生まれることになっているかを古い言い伝えなどで調べさせました。すると、それがユダヤのベツレヘムという村であることがわかりました。しかし、赤ん坊を特定することはできません。そこでヘロデ王は、ベツレヘムとその周辺にいた2歳以下の男の子を皆殺しにするという暴挙に出たのです。
イエスさま大ピンチ! しかし、惨劇の前夜にイエスさまの父ヨセフに夢のお告げがあり、その夜のうちに両親はイエスさまを連れてエジプトに逃げて行き、難を逃れたのでした。
権力を持つ者が、その力の使い方を誤るとこんなに恐ろしいことが起こるのです。そして冷静さを失うということは、どんなに愚かなことかということもわかります。私たちの生きる世界には、理不尽なことも少なくなく、善いもの、善いことばかりで構成されているわけではありません。戦争や紛争も後を断ちません。そんな荒波の中に、やがて子どもたちも出帆していかなければならないのです。
でも、だからこそ、せめて私たちの子どもたちには、善いものを見つめ、善いことの実現を志す人生を歩んで欲しいと願っています。神さまからの愛と恵みは、自分のためだけでなく、みんなで分かち合うためにいただいているからです。そのことを味わい知るクリスマスにしたいと思います。
園長:新井純
『園長ブログ カピバラのひげ』 | 05:29 PM | comments (x) | trackback (x)
2024,03,12, Tuesday
2023年度もあっという間に、残りわずかとなりました。
この一年で大きく成長したゆりの子どもたちの姿から頼もしさを感じている今日この頃です✨
ゆりのお便りでもお知らせいたしましたが、2月より移行保育がスタートしました。
子どもたち29名がそれぞれ「のあ」「むぎ」のお部屋に、遊びにいくことから始まり、
朝のご用意を小羊さんと一緒に準備したり、、、
給食の時間になると、ランチョンマットを敷いて、自分で食器を運び、おかわりも自分で配膳台まで取りに行っています🍽️
3月からはホールで小羊さん、はとさんと一緒にお昼寝もしています。
自分のリュック、自分のランチョンマット、自分の水筒 etc…
毎週ひとつずつ自分のアイテムが増えて、重くなったリュックを背負う子どもたちの背中がたくましく感じます。
一年間、ゆりチームでの生活にご協力いただき、ありがとうございました。
進級しても子どもたちが安心して過ごすことが、できるようサポートしていきますので、何かご心配ごとがあるときは、いつでもご相談ください。
(O)
スタッフブログ::ゆりチーム | 05:19 PM | comments (x) | trackback (x)
2024,03,09, Saturday
2月は感染症が流行りましたが、元気いっぱいのぶどうちゃんたち。
お部屋では、ぶどう商店が開店しました。
お店で売る商品を、ペンやシールで描いたり貼ったりして、自分たちで作りました。

そして、開店準備!エプロンを付けて、商品を並べて、準備完了!
いらっしゃいませー!と元気なお店屋さんたち。
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メガネをちょっとかけてみたり…
王冠をつけてみたり
「はいど~ぞ」と商品を渡したり
いろんなお店屋さんとお客さんがいましたよ。
お友達とのやりとりを楽しみながら、とっても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
(w)
スタッフブログ::ぶどうチーム | 11:13 AM | comments (x) | trackback (x)
2024,02,29, Thursday
2024年3月の献立表です。
今月の献立は、もうすぐ卒園する大羊グループの子どもたちからのリクエストメニューが盛りだくさんです☻
2024年3月献立表
給食便り | 11:28 AM | comments (x) | trackback (x)
2024,02,06, Tuesday
冬の寒さも何のその!毎日、元気いっぱいのゆりさんです。そんなゆりチームの1月の様子をお伝えします。
<ゆうびんやさんごっこ>
”大羊郵便局”を皮切りに、今年も世光保育園名物の、各チームの郵便局が日替わりで開設されました!
先ずは、郵便局にハガキを買いに行くところからスタートです。お金を持って、郵便局の窓口へ「はがき、ください」と買いに行きます。「どうぞ」と渡されたら「ありがとう!」ゆりさんになって、こんなやりとりも自然に出来るようになりました。そして、大切な誰かに心をこめて書(描)いたハガキをポストに投函します。
大羊、のあ、むぎと経て、最終日はいよいよ「ゆり郵便局」が開設されました!
みんなが書いた大事なハガキを集めます。そして預かったはがきはゆり郵便局内で消印を押し、それぞれのチームのポストへ配達します。
初めて郵便局側になって参加した「ゆうびんやさんごっこ」。みんなかっこいい郵便屋さんだったね。
<お祭りごっこ~大羊さんご招待の巻~>
今年1年、「お祭り遊び」をテーマに活動したゆりチーム。締めくくりは”お世話になった大羊さんのご招待”です。
先ずは美容院できれいになって、ほっこりしてもらいます。
それから順番にお楽しみ!
~金魚すくい~
~ボウリング~
~かき氷&りんご飴~
大羊のお兄さん、お姉さんと一緒に過ごさせてもらい、みんな大・大・大満足の”お祭りごっこ”となりました。
それは、やはり、大羊さんが、ゆりのペースに合わせてくれたり、身を任せてくれたからこそ!大羊さんの優しさにも感謝です。
2023ゆりチーム、お祭りごっこ、大成功!の巻でした。(T)
スタッフブログ::ゆりチーム | 03:07 PM | comments (x) | trackback (x)
2024,02,06, Tuesday
お正月あそび
みんなでお正月遊びを満喫しましたよ。
みんなで一緒に一生懸命つくりました。
こま回し大会をしたり、凧あげを楽しみました。
郵便屋さんごっこ
大羊さん・むぎチーム・のあチームの順番で郵便屋さんをしましたよ。
1月22日(月) 大羊グループ
大羊さんみんなで協力して最後の郵便屋さんごっこを楽しみました。
1月23日(火) むぎチーム
1月24日(水) のあチーム
はとさんは郵便窓口・小羊さんは回収と配達・スタンプ押しを担当しました。
また、たくさんのハガキを書いてやり取りを楽しみましたよ。
今年も、郵便屋さんごっこは大盛り上がりでした。 (H)
スタッフブログ::のあ・むぎチーム | 01:12 PM | comments (x) | trackback (x)
2024,01,31, Wednesday
1月になり、寒さが一段と厳しくなっていく今日この頃。
お外が寒くてお部屋にこもりがち……と思いきや、お外でもお部屋でも寒さなんかへっちゃら!と、遊ぶぶどうちゃんたち。
まずは、お部屋でお絵描きタイム

こまと凧に自分達で絵を描きました。
キャップをつけてもらうと、、、
コマの完成!
早速、あちらこちらで回して楽しむ姿が。
「せんせーみてー!」「できたー!」「ぐるぐるしてる!」と嬉しそうな声も聞こえてきます。
いいお天気の日には、お庭やホールで凧揚げも楽しみました。
「いちについて……」
「よーい、ドン!」の掛け声で走り出し、
走れば走るほどビューンと飛んでいく凧に大盛り上がり。
「もっかいしよ!」「はやいで!」とお友達や保育者とお話ししながら満喫したぶどうちゃんたちでした。
まだまだ寒い季節ですが、楽しんで過ごしていきたいと思います。 (H)
スタッフブログ::ぶどうチーム | 02:47 PM | comments (x) | trackback (x)
2024,01,29, Monday
2024年2月献立表です。
2024年 2月献立表
寒さもまだまだ厳しく、空気も乾燥していて、体調を崩しやすい時期ですが、体調管理に気をつけて,無理せず過ごしましょう
給食便り | 11:32 AM | comments (x) | trackback (x)
2023,12,29, Friday
ぶどうちゃんの12月のクリスマスの様子をのぞいてみようと思います。
12月に入ってから毎週アドベント礼拝をまもりました。
「ア~ドベ〜ントクランツに~、あ~かり~がつ・く・と~♪」
さんびかをみんなで歌い、クランツに明かりが灯るのをじーっと見つめるぶどうちゃん。

毎週一本ずつろうそくが増えて、わくわくしている様子でしたよ。
今年の四回目のアドベント礼拝はホールですみれさんも一緒に。そしてクリスマス会も行いました。

今日はろうそく四本火が灯ったね。イエス様のお誕生の日が近づいてきたよ。

毎週お話を聞いているうちに、名前も覚えてきました。
保「この女の人誰だったかな?」
子「マリアさ~ん!!」
保「この男の人誰だったかな?」
子「ヨセフさ~ん!!」
保「この赤ちゃん誰だったかな?」
子「イエス様~!!」
さあ、今日はまた新しい人が出てきたよ。博士の登場です。
みんなワクワクしながらお話を聞いていました。
このようにしてぶどうちゃんはペープサートでイエス様のお誕生のお話を聞きました。
そして今年は最後のアドベント礼拝の後、乳児チームもクリスマス会をしました。
お部屋で楽しんだ合奏(鈴・マラカス)や踊りを披露したり、保育者による出し物も楽しみましたよ。

サンタ、サンタ、サンタッタ~♪

クリスマスの歌がきこえてくる~よ♪(ちょっと緊張気味)

楽しくなってきた~!!

手作りの帽子とマラカス素敵でしょ☆

ジングルベ~ル、ジングルベ~ル♪

はらぺこあおむしの超大型絵本。大きな蝶々きれいだったね。

最後は先生がハンドベルを聞かせてくれたよ。きれいな音色だったね。
イエス様のお誕生のお話を聞いたり、お部屋でもクリスマスソングに合わせて踊ったり、クリスマスの製作をしたり、クリスマスを目いっぱい楽しんだぶどうちゃんたちでした。
(I)
スタッフブログ | 04:20 PM | comments (x) | trackback (x)